今回の熊本地震を踏まえ、防災・減災対策にどのように取り組んでいくのか?

〈中村時広知事〉
 今回の熊本地震においては、防災対策や災害対応などについて様々な課題が指摘されており、今後の防災・減災対策に反映させるため、「防災・減災対策推進会議」を開催し、住宅や防災拠点等の耐震性の問題をはじめ、救援物資の備蓄や滞留の問題、避難所の生活環境の悪化や車中避難に伴うエコノミークラス症候群による多数の死者の発生など、主要な課題を洗い出す。
 今議会に木造住宅の耐震診断への支援に要する経費を予算計上したほか、物資拠点の分散配置や代替施設の設定、円滑な避難所運営を行うための避難所運営リーダーの育成などに取り組んでおり、引き続き、推進会議での検討や、市町や防災関係機関等との協議を通じ、課題の詳細把握や検証に努め、必要に応じて各種計画の見直しや防災・減災対策の充実・強化に全庁を挙げて積極的に取り組んでまいりたい。

伊方原発の耐震安全性について、熊本地震を踏まえての認識はどうか?

〈中村時広知事〉
 地震の揺れは、その場所の地盤の堅さなどの地質構造等によって大きく異なることから、どこで計測するかという比較をしっかり見極め、冷静に状況を見極めることが重要である。伊方原発の場合は岩盤でのガルという形で耐震化を図っている。
 伊方原発については、原子力規制委員会による新規制基準適合性審査において、岩盤上での基準地震動650ガルを策定し、耐震対策を講じており、耐震安全性は確保されているものと考えている。さらに、国及び四国電力に対して、適切に対応するよう求めている。

伊方原発周辺の基幹道路等が損壊した場合の避難体制はどうなっているのか?

〈高橋防災安全統括部長〉
 本年4月に、県旅客船協会、バス協会、トラック協会の各協会と原子力災害時の人員等の輸送に関する覚書を締結し、今後、各協会と連携した輸送訓練や住民参加による地区毎の個別避難訓練を実施するほか、6月から運用を開始した県災害情報システムを活用した道路被災状況等の迅速な情報収集や道路啓開訓練の充実等に努め、大洲・八幡浜自動車道の整備促進や松山自動車道の4車線化の早期実現など、避難対策の更なる実効性向上に取り組んでまいりたい。

木造住宅の耐震化の取組みと、更なる木造住宅の耐震化を進めるための取り組みは?

〈中村時広知事〉
 県では、「えひめ震災対策アクションプラン」に基づき、様々な防災・減災対策を講じているが、木造住宅の耐震化は、減災効果が高いことから、市町と連携した改修補助事業の実施や、補助限度額の引上げなどの制度拡充、普及啓発に取り組んできた。
 市町支援の「木造住宅耐震診断緊急促進事業費」を今議会に上程し、木造住宅耐震化に必要な財源確保を国に対し要望した。
 今後は、耐震診断を着実に改修工事に繋げるため、低コスト工法の導入など、所有者の更なる負担軽減に努めるとともに、市町及び建築関係団体と連携したオール愛媛で木造住宅耐震化の促進を図り、県民の安全・安心の確保に努めてまいりたい。

今後どのように太陽光発電などの再生可能エネルギーの導入を推進していくのか?

〈中村時広知事〉
 再生可能エネルギーは、エネルギー自給率の向上や温室効果ガスの削減などの観点から、積極的に導入を図っていきたい。
 市町とも連携して、家庭用燃料電池や蓄電池の導入を助成するほか、再生可能エネルギーの導入可能性調査への支援や、農業用水等を活用した小水力発電の導入、木質バイオマス発電への活用も見据えた林地残材の利用促進などに取り組んでいる。
 さらに、「新エネルギー導入促進協議会」を新たに立ち上げ、一層の普及促進を図り、「安全性の確保」を基本に、国や市町等と連携しながら、本県の特性や実情に応じた多様な再生可能エネルギーの導入に努めていきたい。

「みきゃん」の経済効果と、本県の魅力発信に向け、「みきゃん」の有効活用は?

〈中村時広知事〉
 みきゃんは、昨年のゆるキャラグランプリにおいて、インターネット投票数で1位を獲得するなど、飛躍的に人気が高い。
 みきゃんの経済効果は、関連商品の売上額が143億円、広告換算額が45億円など累計で188億円を超え、みきゃんの活用はますます増加すると思われる。
 4月には県庁本館に関連商品等を展示・PRする「みきゃんセンター」を開設し、専任の職員を配置して、デザインの使用許諾をはじめ、ビジネス展開に関する相談にも対応できる体制を整備した。
 今後は、11月5日、6日に松山市の城山公園で開催する「ゆるキャラグランプリ2016」の決戦投票大会で、みきゃんをメインのホスト役とし、本県の魅力ある全県下の観光資源や物産を効果的なPRに努めてまいりたい。

「サイクリングしまなみ2016」の準備状況はどうか。また今後どのように取り組むのか?

〈中村時広知事〉
 今回の大会は、サイクリストの聖地「しまなみ海道」の魅力を国内外に発信するとともに、本県の自転車新文化を象徴するイベントとして開催するもので、150㎞の長距離を走行する今治~尾道往復コースを加えるなど、幅広いサイクリストに楽しんでいただける大会にしたいと考えている。
 大会運営の要となる高速道路や一般道路の安全対策について、国や本四高速、警察等と詳細な協議を行うとともに、効率的なスタッフ配置などによる運営面での負担緩和対策や、エイドステーション等での地元ならではの心温まるおもてなしなどについて、広島県や地元市町などと連携・協力しながら準備を進めてきた。
 今回の大会では、国内では46都道府県から、国外では10の国・地域から、定員の倍以上の7700人の申込みがあった。
 今後は、平成30年度に開催予定の大規模大会も見据えて、安全かつ円滑に運営できる万全な体制を確立し、サイクリングパラダイス愛媛の魅力を国内外に広く情報発信し、サイクリング観光の振興による実需の創出と地域の活性化に総力を挙げて取り組んでまいりたい。

今治市への獣医師養成系大学の誘致の実現に向けて、今後どのように取り組むのか?

〈西本牧史企画推進部長〉
 今治市が中四国で初めて国家戦略特区に指定され、獣医師養成系大学の新設に向けた道筋が開かれた。本県を始め四国地域における獣医師の安定確保はもとより、地域の活性化が図られ、人口減少の抑制にもつながることから、共同提案を行ってきた県としても事業の進展に期待を寄せている。
 県としては、今後、この分科会において行われる具体的な課題の整理・検討に参画することにより、獣医師養成系大学の設置をはじめ、特区内の観光・教育・創業など多くの分野においてイノベーションが創出され、創意・工夫が生かされた本県ならではの地方創生が実現するよう、今治市の取組みを支援してまいりたい。

 第353回愛媛県議会定例会一般質問(平成29年8月)
 第347回愛媛県議会定例会一般質問(平成28年6月)
 議長就任記者会見の要旨(平成27年5月)
 議長就任あいさつ(平成27年5月)
 第331回愛媛県議会定例会代表質問(平成24年9月)
 第326回愛媛県議会定例会一般質問(平成24年3月)
 第321回愛媛県議会定例会一般質問(平成23年3月)
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 第273回愛媛県議会定例会一般質問(平成13年9月)
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