(獣医学部規制緩和に関する部分を抜粋)
本宮勇議員 質問

最後の質問になりますけれども、今治市への獣医師養成系大学の誘致についてお伺いをいたします。
 昨年12月、とてもうれしいニュースが飛び込んでまいりました。安倍総理が主宰する国家戦略特別区域諮問会議において、四国で初めて今治市が国家戦略特別区域に指定されることが決定したのであります。
 今後、国の規制緩和措置が講じられることにより、しまなみ海道でつながる広島県とともに、観光、教育、創業などの多くの分野においてイノベーションがもたらされることは、地域経済の活性化等を促進し、若者の地元定着等による人口減少の抑制につながるものと大きな期待を抱いておるところであります。
 特に、今回の特区指定により国の岩盤規制の突破口が開かれる獣医師養成系大学の誘致については、中村知事を初め、県関係者の精力的な要望活動に加え、県議会においても意見書を提出するなど、多くの方々の御尽力の賜物であり、地元今治市においても多くの市民から熱い歓迎と期待の声が上がっております。
 御案内のとおり、今治市には4年制大学がないことから、多くの高校生が進学に伴って市外に転出し、卒業後も地元に戻ってこないという状況にあります。
 このような中で、特区指定により大学誘致に向けた各方面の取り組みに弾みがつき、その実現によって若者の流出に歯どめがかかるとともに、市内はもとより全国から新しい人の流れができることは、地域にとって大きな希望の光であると言っても過言ではないと思うのであります。
 かつて大分県及び別府市が誘致し、平成12年に開学をいたしました立命館アジア太平洋大学においては、大分県に年間約212億円もの経済効果をもたらすとともに、別府市の人口減少にも歯どめがかかるなど、県全体の活性化に大きく寄与していると伺っております。
 獣医師養成系大学の誘致先となる今治新都市では、ことし4月に大型ショッピングセンターがオープンするとともに、スポーツ関連では、えひめ国体の会場となる県内屈指の市営テニスコートの整備に加え、地元FC今治が新サッカー場建設に着手するなど、今後、にぎわいと雇用創出の場となり、全国にも誇れる地方創生のモデル地域になるものと確認をいたしております。
 そこで、お伺いをいたします。
 今治市への獣医師養成系大学の誘致については、本県はもとより、四国地域における獣医師の安定確保や大学立地に伴う地域の活性化等にも大いに資するものと認識をいたしておりますけれども、今後、その実現に向けて、県としてどのように取り組んでいかれるのかお伺いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。

平成28年 第347回定例会 一般質問( 6月10日)
No.15 西本牧史企画振興部長 答弁

獣医師養成系大学の今治市への誘致に関する御質問にお答えをいたします。
 今治市が中四国で初めて国家戦略特区に指定されまして、獣医学教育の空白地帯である四国において、獣医師養成系大学の新設に向けた道筋が開かれたことは、本県を初め、四国地域における獣医師の安定確保はもとより、畜産業の振興や家畜伝染病に対する危機管理体制の構築に資するとともに、高校生の地元進学に加え、県内外からの人の流れを生み出すことで地域の活性化が図られ、人口減少の抑制にもつながることから、共同提案を行ってきた県といたしましても、事業の進展に期待を寄せているところでございます。
 また、本年3月、特区指定後初めて開催された国家戦略特別区域会議におきましては、獣医師養成系大学の設置を含め、具体的な規制改革事項について議論が行われ、委員として出席した加戸前知事からも、国際的な観点からの新たな獣医師養成機関の必要性を強く訴えていただくとともに、議論をより深めるために、今治市単独の分科会の設置が決定されたところでございます。
 県といたしましては、今後、この分科会において行われる具体的な課題の整理や検討に参画することによりまして、獣医師養成系大学の設置を初め、特区内の観光、教育、創業など多くの分野においてイノベーションが創出され、創意と工夫が生かされた本県ならではの地方創生が実現するよう、今治市の取り組みを支援してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

 

 第372回愛媛県議会定例会一般質問(令和2年12月)
 第347回愛媛県議会定例会一般質問(平成28年6月)
 第321回愛媛県議会定例会一般質問(平成23年3月)
 第316回愛媛県議会定例会一般質問(平成22年2月)
 第307回愛媛県議会定例会一般質問(平成20年6月)
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